「68万人を銃殺」ロシアのプーチン大統領が指針とするスターリンの「大粛清」とは
昨年5月、モスクワ地下鉄開通90周年にあわせてタガンスカヤ駅に、独ソ戦の勝利を祝賀するスターリンのレリーフが新造された。ウクライナ戦争を遂行するプーチン大統領にとって、大元帥スターリンは自身の指針となる政治家なのだろう。
スターリンと言えば、政敵を次々と銃殺刑に処した「大粛清(大テロル)」でも知られる。ロシア史研究者の池田嘉郎・東京大学教授の新刊『悪党たちのソ連帝国』(新潮選書)では、その経緯が詳しく書かれている。同書から一部を再編集して紹介しよう。...

