「大蔵省のパワハラ番付では上位」「舛添要一氏との結婚生活はDVで破綻」 片山さつき財務大臣の波乱万丈の人生
【前後編の後編/前編からの続き】
憲政史上初となる女性首相誕生の一方で、片山さつき氏(66)も女性初の財務大臣に就任した。これから新年度予算案が審議入りし、政府の目指す「強い経済」実現のけん引役として、挙動にはいやが上にも注目が集まる。そんな“宰相の右腕”の素顔に、あらためて迫る。
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【写真を見る】「まるでアイドル!」 東大時代の片山さつき大臣 当時は読者モデルも務めていた
前編では、学生時代の同窓生や大蔵省の同期が語る、片山氏の「異次元の天才エピソード」について報じた。
財務省には旧大蔵省時代から続く「恐竜番付」というものがある。早い話、いまでいうパワハラ上司のランキングだが、何事もトップできた片山大臣はここでも上位に位置していた。
大蔵省の同期が言う。
「恐竜番付ね、覚えていますよ。私もちらっと見ましたが、片山さんもしっかり載っていたし、後輩に相当厳しいという話も聞いていました。ただ、女性の官僚はほとんど載っていたし、もっと怖い女性もいましたからね」
一説によれば、前頭筆頭に位置していたという。
「大蔵省は、癒着を避けるためにポストをどんどん変えるのですよ」
と、1982年入省の同期、田中修・拓殖大学大学院客員教授が言う。
「金融の後に財政をやっていたら、来月から銀行行政をやれとかね。来たばかりで分かりません、とは言えないから猛勉強する。1週間家に帰れずにいるのを自慢する同僚が大勢いる中で、男性以上に働かなければ認めてもらえない環境だったから大変だったはずです。片山さんは人一倍がんばっていたから、部下で頼りないのがいると怒っちゃうっていうのはあったでしょうね」
「呪われた82年組」
大蔵省の1期上に、後に副財務官に就任する石井菜穂子氏がいた。彼女は1988年に女性官僚で初の税務署長に就任した。
「石井さん、非常にうまく署長を勤め上げましてね。それで女性でも全く問題はないとなって、片山さんは石井さんに次ぐ2人目の女性署長として広島に赴任したのです」(田中教授)
そんなわけで、齢(よわい)30で税務署長に就任するが、広島に行く前は相当緊張していたようだ。
「税務署の現場からしたら、いきなり女性が、それも自分の娘くらいの子がトップで来るわけですからね。私はすでに署長を経験していたので、どうすればうまくいくかといった心構えを彼女に伝えました」(同)
片山大臣、同期には恵まれていたようだが、「呪われた82年組」なる不名誉な呼び名もある。
財務省の事務方トップである事務次官に上り詰めた福田淳一氏は、その後、本誌(「週刊新潮」)のセクハラ報道で辞任(「胸、触っていい?」「予算通ったら浮気するか」)。国税庁長官だった佐川宣寿氏も、森友学園を巡る公文書改ざん事件でそのキャリアに終止符を打った。
詰まるところ、財務大臣として省の頂点を極めた片山氏こそ、この代のトップであるといえよう。
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