自公連立から自維連立へ……「宿敵」同士が手を結ぶのはなぜか? “平成最大のフィクサー”が語った「連立工作」の秘訣
高市早苗氏の自民党総裁就任後に終焉を迎えた自公連立政権。自民党は次なる相手として日本維新の会を選んだ。
与党が提出した衆院議員定数削減法案は審議入りに至らず、議論は次の通常国会に持ち越されるなど、連立政権運営の難しさを早々に露呈している状況だが、そもそも、主義主張の違う政党同士が手を結ぶ「連立政権」の舞台裏では、いったい何が起きているのか?
新聞記者でありながら政界工作にも深く関与し、巷間では「平成最大のフィクサー」とも呼ばれた渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆へのロングインタビューを元に、NHKチーフ・プロデューサーの安井浩一郎氏が執筆した『独占告白 渡辺恒雄 平成編~日本への遺言~』には、渡辺氏が自民党と自由党の連立政権樹立のため、自ら政治家にかけあった経緯が生々しく語られている。...

