高市首相のベストプランで解散は何年のいつの季節なのか2026年政界「未来予想図」
永田町用語を使わず
10月下旬に高市早苗首相が誕生して以降、報道各社による内閣支持率調査は高い水準をキープしている。政権内では高支持率について冷静な受け止め方をする向きは少なくないが、常に注目され、模索されるのが「解散時期はいつか」だ。解散時期その他、永田町の未来予想図を見てみよう。
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「“高市氏が働いて働いて、と言った通りに粉骨砕身して仕事に生命をかけているように国民に映っている点が評価されているのではないか”と官邸の人間は言っていました」
と、政治部デスク。
「国会でも野党議員に自由に使っていい財源の使い道を問われて“自民党に怒られるかもしれない”などと返答したり、“遺憾に思う”など永田町用語を使わずできるだけ自分の言葉で語ろうとしたりしています。支持する人たちは、日本人が美徳とする誠実、真摯、勤勉といったキャラクターを高市氏に見ているのかもしれません」(同)
「核保有」発言も
自分の言葉で語ろうとした結果、台湾有事に関する答弁では日中関係の悪化を招いたわけだが、これについても世論調査では首相の不手際を問う声より、姿勢を評価する声の方が大きい。
「国民の間からも“高市氏は間違ったことを言っていない”“威圧する中国が悪い”といった指摘が多いですね」(同)
日中間の泥沼の長期化が懸念される中、12月18日、官邸幹部がオフレコながら「日本は核保有すべき」という発言を行い、それが報じられ、これを受けて責任を問う声があがった。
「立憲民主、公明、共産が官邸幹部のクビを求め、中国も高市氏の国会答弁と絡めて過剰な反応を示しました。官邸幹部の後押しをするはずの防衛省からも“罷免すべし”の声が出ていますが、現時点で高市氏に辞めさせる考えはありません。政権側は年が明け、通常国会で野党がどれくらい突っ込んでくるかを注視しています」(同)
26日には、公選法違反疑惑で刑事告発された林芳正総務相の釈明会見が予定されている。
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