“脱法的”なスキームで「100万円以上浮くケースも」 維新議員のセコい「国保逃れ」 識者たちは「悪質」と断罪
「組織風土の問題」
しかも、「セコい維新議員」は、先の4名にとどまらないかもしれないという。
「国民民主党の足立康史参議院議員がSNSなどで、東京の維新の議員たちにも同様のスキームが広がっていた可能性を指摘しています」(ある維新の地方議員)
かつて維新は裏金問題を抱えた自民党を「組織的犯罪集団」と呼んだ。今やその批判がわが身に返ってきているといえよう。
ジャーナリストの吉富有治氏が語る。
「維新で不祥事が相次ぐ原因は“身を切る改革”という党是にあると思います。議員活動には多額の経費がかかる一方で、党としては被災地への寄付や報酬カットを励行している。その結果“背に腹は代えられぬ”とこうした脱法的な金策に頼る議員が出てきては、本末転倒です。自己申告の不完全な調査で今回の件を終わらせず、第三者委員会などで組織的なスキームの実態を明らかにすべきです。組織風土の問題でもあり、吉村さんをはじめ執行部が責任を取る姿勢も求められます」
絵に描いた餅だった維新による“身を切る改革”。無論、厳しい指摘は“身から出たさび”である。
12月25日発売の「週刊新潮」では、維新の「国保逃れ」問題について、元国会議員秘書の関与および“組織ぐるみ”だった可能性を含めて詳しく報じる。







