“高羽さんの事件”のように「犯人が自首してくれないかな…」 世田谷一家殺害事件から25年で“94歳の遺族”が明かした複雑な胸中「犯人を探せないで申し訳ないです」

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 背中が丸まった94歳の宮澤節子さんは、何度も絞り出すようにこう語った。

「なんであんなことになったのか。25年間もわからないのが不思議です」

 東京都世田谷区に住む息子のみきおさん(当時44)一家4人が2000年暮れに自宅で惨殺され、間もなく25年になる。犯人は特定に至っておらず、未解決のままだ。節子さんは「なぜ」と首を傾げる日々が続いていたが、今年は早期解決に向けて一緒に活動してきた仲間の1人から朗報が入った。期待が少し膨らんだが、それだけでは語れない複雑な心境も吐露した。...

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