山本耕史は「バルクアップ禁止令」、岡田准一、大沢たかお…服が似合わぬゴリ化もなんのその? マッチョ芸能人の共通点
マッチョ=前時代的ヒーロー
俳優に話を戻すと、「実はマッチョ俳優は需要が少ない」と宝泉さんはいう。
「昔、城田優(39)が“ハーフは役柄がない”とこぼしていました。ハーフという存在が勝ちすぎて、モブにもなれず、せいぜい海外からの転校生役。鍛えすぎたマッチョも同じような位置づけかもしれませんね。実際、ゴリマッチョがハマりそうな役柄を考えると、なかなかない。マンガ原作の実写もの、ヒーローもの、スポーツもの……」
もうひとつが前出の山本、岡田が話題をさらった「あのジャンル」だ。
「それが“時代もの”です。山本は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でもネタのように身体を見せていた。岡田は『イクサガミ』がヒット中。衣装サイズに融通が利く和服とマッチョは好相性なんです。映画『キングダム』で王騎将軍を演じたときの大沢たかお(57)も超マッチョだったし、世界観問わず、時代ものはマッチョにフィットしますね」
まるで武士の鎧のように筋肉をつけ、芸能戦国時代を戦っているのだろう。そもそもマッチョは「前時代的なヒーロー像」だ。
「ずいぶん昔の少年漫画誌の広告にあった筋トレ器具『ブルワーカー』しかり、男子には“筋肉ボディがモテに直結する”という子どもの頃からの刷り込みがあります。アメコミのヒーローだってムキムキしかいなかった。マッチョボディはモテるための特殊免許といったものなのでしょう」
「痩せた女優」と「ほどほどにマッチョな俳優」は、「長く“二の線”でいられる資格」のようなものと宝泉さんは続ける。
「とはいえ、そんな資格保持者ばかりでもよくない。中年太りの女優やヒョロヒョロ、もしくはぽっちゃり俳優など、みんなが行かない方向に行くと椅子が空いていることもある。可愛い路線から鍛えずに、あえて(?)ぽっちゃり化した千葉雄大(36)などもいい味ですよ」
筋肉は裏切らない。だが、過ぎたるは及ばざるがごとし……ゴリマッチョ俳優たちの今後を見守りたい。




