ベテラン刑務官「篠原涼子」が殺人犯を“脱獄”させる禁断のドラマ…着想を得たとされる“実話”の衝撃的な結末とは

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異色ドラマにかける決意

 しかし、何かと浮き沈みが激しい芸能界である。

 13年4月期、「彼氏いない歴10年」で恋に不器用な39歳独身“おやじ女子”を演じた「ラスト シンデレラ」(フジ系)では全11話平均で15.2%を記録し、健在ぶりをアピールしたが、コロナ禍の2020年6月から放送された「ハケンの品格」第2シリーズは、全8話の放送で平均は12.7%に。

「そのころから、テレビ各局の視聴率はどんどん地盤沈下して、2ケタ獲得できればヒット作という状況になりました。当然のように、篠原さんよりも若い俳優たちが台頭して来ますから、なかなか主演作も回って来なくなり、20年には脇役でNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)『おちょやん』で朝ドラ初出演し、脇に回ることが多くなりました」(前出・テレビ局関係者)

 21年7月、篠原と市村の離婚、ならびに長男と次男の親権は市村が持つことが発表されたが、それだけにはとどまらなかった。

「K-POPグループのメンバーら複数の男性とのとの不倫疑惑を報じられ、それまで築き上げて来た良妻賢母のイメージがダウンしました。タイミングが悪いことに、離婚の翌22年に、不倫に溺れる人妻役を演じた主演ドラマ『金魚妻』が配信されましたが、国内ではあまり話題になりませんでした」(前出・芸能記者)

 それでも、離婚後に出演したバラエティー番組では、いまだに市村や2人の子どもと良好な関係であることをアピール。しかし、なかなかイメージ回復とはいかず、離婚後に新規のCMオファーはなく、主演・出演した映像作品はことごとく当たらずじまいだった。

「所属事務所の女性俳優の看板は、後輩の芳根京子さん(28)に譲ることになってしまいました。しかし、演技へのこだわりもある人ですし、かつて飛躍のきっかけをつかんだ日テレで、かなり刺激的ともいえる作品のオファーを受けたのは、彼女なりの覚悟の表れではないでしょうか」(同前)

 熱演が期待される。

デイリー新潮編集部

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