【べらぼう】蔦重の時代の黒幕中の黒幕 生田斗真演じる「一橋治済」はどこまで悪人だったのか

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裏で糸を引き続けた究極の悪役

 多くの歴史上の人物が交錯したNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢話~』だが、1年間を通して暗躍し、背後で時代を大きく動かす人物として描かれたのは、生田斗真演じる一橋治済だった。

 10代将軍家治(眞島秀和)の世継ぎの家基(奥智哉)や老中首座の松平武元(石坂浩二)が急死したときも、平賀源内(安田顕)が入獄したときも、田沼意次(渡辺謙)の嫡男の意知(宮沢氷魚)が惨殺されたときも、家治がにわかに病に倒れて死去したときも、常に治済が背後で糸を引いているように描かれてきた。...

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