「ユン」「チェン」「キンポー」にピンときたら一見の価値アリ ヒットメーカー「古沢良太」手がけるフジ新ドラマ「ラムネモンキー」と香港3大スター
ドラマで3人が……
3人の中でユンはなかなか芽が出ず、武術指導で一流になることを目指していたが、ルックスは3人の中でも飛び抜けたイケメンであったことから、キンポーの勧めで演者の道に転じる。
そして、いずれも3人が共演した映画「プロジェクトA」(83年)、「五福星」(83年)、「スパルタンX」(84年)が相次いで公開されヒットし、このころから日本でもブームを巻き起こした。
「定期的に各局がテレビで映画を放送していたことから、空前の“ジャッキーブーム”が巻き起こり、いずれも高視聴率を記録しました。GH社の勢作ではありませんが、後にジェット・リーとしてハリウッド進出を果たす、リー・リンチェイ(62)が主演し、中国武術の代表格として名高い少林寺を舞台にした『少林寺』シリーズもヒットしました」(当時を知る映画業界関係者)
こうしてGH社は80年代に全盛期を迎えたが、その後、事業は衰退。07年には別会社に売却された。ジャッキーはハリウッド進出を果たし、「ラッシュアワー」(88年)のヒットでハリウッドスターとしての地位を築き、ハリウッドでの功績や身体を張った映画作りが評価され、16年に「アカデミー名誉賞」を受賞。残る2人のその後については、
「キンポーは90年代にGH社と決別。その後は渡米し、米・CBSで98年から2000年に放送された連続テレビドラマ『LA大捜査線/マーシャル・ロー』で主演を務めました。映画『無問題』(99年)では、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史(55)と共演。07年12月には現地のメディアが急死を報じたものの、まったくの事実無根でした。10年3月からサントリーの健康食品『黒烏龍茶』のCMに出演しています」(同前)
ユンもキンポー同様にGH社を離れたが、日本でも人気だったことから、いずれも邦画作品の「孔雀王」(88年)、「孔雀王 アシュラ伝説」(90年)、オムニバス映画「バカヤロー!4 YOU! お前のことだよ」(91年)、「落陽」(92年)、「無問題2」(02年)に出演。2000年以降はテレビドラマへも積極的に出演している。
「まだまだ、ジャッキーもキンポーもユンも健在。お金がある時のフジだったら、3人を製作発表会見に呼んで反町、大森、津田と対面させるなんてこともできたでしょうね。でも、VTRメッセージだったら、もらえるかもしれません。ドラマでは学生時代のエピソードも描かれると思いますが、当時のスター3人の映像や魅力を、反町さんらが演じるドラマの主人公の3人が熱く語る場面なども登場することになるでしょう」(先の放送担当記者)




