「ユン」「チェン」「キンポー」にピンときたら一見の価値アリ ヒットメーカー「古沢良太」手がけるフジ新ドラマ「ラムネモンキー」と香港3大スター
ユン、チェン、キンポー
俳優の反町隆史(51)、大森南朋(53)、津田健次郎(54)がトリプル主演を果たすフジテレビ系ドラマ「ラムネモンキー」が、来年1月14日にスタートする。脚本を手がけるのは「コンフィデンスマンJP」シリーズ、NHKの大河ドラマ「どうする家康」などのヒット作を手がけた古沢良太氏(52)。
【写真を見る】「ユン」「チェン」「キンポ―」香港3大スターが共演した映画
主人公は、吉井雄太(通称・ユン)、藤巻肇(通称・チェン)、菊原紀介(通称・キンポー)という、見た目も性格もバラバラな凸凹3人組。1988年の中学時代は、映画研究部でカンフー映画製作に夢中だった彼らも、今や51歳に。「こんなはずじゃなかった」と三者三様に、人生の行き詰まりを感じていたが、中学時代にあこがれていた女性教師の失踪事件を追いながら、3人は再び青春時代の輝きを取り戻そうと走り出すヒューマンコメディだという。
反町が演じる吉井はある事件により営業の花形から閑職に追いやられた商社マン。大森演じる藤巻は、ヒット作に恵まれない映画監督。津田の菊原は、母の店を継いで理容師になったが、認知症となった母の介護に追われる、という役どころだ。
「情報出しの記事を読む限り、『1988青春回収ヒューマンコメディ』という単語があり、古沢氏が自身と同年代の登場人物たちを主人公に描く、独創的な世界観のドラマになりそうです。ただ、同じ水曜午後10時では現在、古沢氏よりキャリアの長いヒットメーカーである三谷幸喜氏脚本の『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』が放送中です。こちらも極めて独創的な世界観で描かれていますが、11月26日放送の第9話で放送開始以来、最低となる平均世帯視聴率2.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録。フジとしては、ヒットメーカーのドラマが、2作連続でコケたらシャレにならないでしょうね」(放送担当記者)
このドラマに関して、古沢氏と同年代の視聴者の関心を引きそうなのが、主人公3人の“通称”と「カンフー映画製作に夢中だった中学時代」という設定だろう。
「ユン、チェン、キンポー、そしてカンフー映画という4つのキーワードから思いつくのは、いずれも香港映画の大スターとして一時代を築いたユン・ピョウ(68)、ジャッキー・チェン(71)、サモ・ハン・キンポー(73)の3人以外に考えられません。ジャッキーは昨年、主演映画『ライド・オン』のPRで来日し、キンポーは昨年公開された『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』で健在ぶりをアピールしました。ドラマの3人の中で、一番名前が上に来ている反町さんの役が、3大スターの中で最も知名度の高い、チェンではないのが気になります」(ベテラン映画担当記者)
[1/3ページ]


