「太ってる自分が嫌い」から美の頂点へ コンテスト優勝者が語る“壮絶いじめ”の過去&愛娘に見せたかったモノ
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2025年10月、東京都内の会場で「Today's Woman プラスサイズ ビューティコンテスト 2025」が開催された。主にふくよかな体型を指す「プラスサイズ」の女性が自分らしく輝ける社会の実現を目指して行われ、今年で第5回となる。厳正な審査を経て選ばれた21名のファイナリストたちが、ステージ上で「自分らしさ」と「ありのままの美しさ」を表現した。
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「39歳まで」と「40歳から」の2部門に分かれて行われるこのコンテストに年齢の上限はなく、国籍も既婚・未婚も問わない。参加資格は18歳以上の女性であることだけ。
舞台袖で互いに励まし合い、ステージ上でも笑顔やしぐさで伝えあう。ファイナリストたちのそんな姿に、観客席からは温かい拍手と歓声が絶えなかった。
「このステージが初めて自分らしくいられた場所だった」「誰かと比べるのではなく、自分を誇れるようになった」
会場のあちこちから、そんな声が聞こえた。
固定化された「美の基準」への挑戦
日本社会、特にファッションやメディア業界では細身の女性が理想とされ、プラスサイズ女性の活躍の場は少ない。その点、「大切なのはウエストのサイズよりも心のサイズ」を理念に掲げるこのコンテストでは、外見だけでなく、内面の美しさや情熱、自信が評価される。審査も「自分を愛すること」「他者を認め合うこと」に重点を置いているという。
ファイナリストの中には、“プラスサイズ”であるという理由で心ない言葉を受け、周囲との比較の中で自信を失っていた女性もいた。だが、彼女たちは自分らしさを表現するドレスを身にまとい、堂々とランウェイを歩いた。
「18歳〜39歳の部」でグランプリに輝いたotoさんの、ここまでの歩みを聞いた――。
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