「あいまいな関係は好きじゃない」とみずから告白を… 「24歳美人騎手」のハートを射止めたお相手とは

スポーツ

  • ブックマーク

 人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。

 そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。

 今回登場していただくのは、3月3日に自営業で30代の「市川」さんと入籍した、高知競馬の騎手の濱尚美さん(24)だ。

 ***

第一印象は「めっちゃ男前」

 2023年10月1日。女性の友人と食事に出かけた尚美さんは偶然、知人男性に出会う。その知人も男2人連れで食事に行くところで「一緒に食事しよう」ということに。知人と共にいたのが市川さん。尚美さんは「めっちゃ男前」、市川さんは彼女を「若い子やな~」と思った。

 普段、尚美さんは外で自身の職業について話さないが、知人が「この子、ジョッキーやで」と暴露。それに市川さんが反応する。

「高知競馬でやってる子は濱尚美しかおらんやん」

 彼は競馬通だったが、ヘルメットを脱いで髪を下ろした彼女のメイク姿に同一人物と気付かず、「全然分からなかった」とびっくり。

 尚美さんは5~7月の兵庫県・園田競馬場での期間限定騎乗を経て、勝ち星が増えていた時期だ。市川さんに「最近、めっちゃ勝つようになったよね」と言われ、競馬談義で盛り上がる。

「騎手と知るとすごく距離を詰めてくる人がいるけど、そうではなく、言葉も軽くなくて大人な感じがした」と、彼女は好感を抱いた。

告白は尚美さんから

 盛り上がる二人を見た知人に言われ、交換した連絡先に翌日、彼は「ありがとう。また予定合えば遊びやご飯に行こう」と連絡。共に多忙で休みが合うかも不透明だったが、共通の趣味が「ドラクエ」と分かり、2週間後に淡路島の「ニジゲンノモリ ドラゴンクエスト アイランド」へドライブする。その後は丸1日休みが合うことはなくても、早朝から調教をつけるため早寝早起きの尚美さんに合わせ、午後6時ごろから食事に出かけるなどした。

「曖昧な関係は好きじゃない」と、彼女は10月29日に「お付き合いしてくれませんか」と自ら申し出た。彼は「クリスマスに告白することを考えていた」と明かしつつ、「尚美ちゃんの口から言わせてごめんね。もちろん喜んで」と応じた。

 翌年の盆休みには京都を訪ね、ペアリングを作ったり、川床で料理やお酒を楽しんだりして愛を深めた。

次ページ:「大切な20代を奪っていいのか」

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。