「あいまいな関係は好きじゃない」とみずから告白を… 「24歳美人騎手」のハートを射止めたお相手とは

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「大切な20代を奪っていいのか」

 彼は年齢から「次に付き合う女性とは結婚を見据えたい」と考えていた。そこで「自分の20代は大切な時期だった。その大事な時期を僕が奪っていいのか。1年間僕のことを見てほしい」と尚美さんに告げた。それは「1年過ぎればもう(結婚を)待たないよ」という“王手”でもあった。

 交際1年となった昨年10月29日、彼は「休みになったら(尚美さんの実家の)広島にあいさつに行く」と宣言。尚美さん一家は毎年、高知に集まって家族写真を撮影しているため、「その時に来る?」と尚美さんが誘うも、彼は「初めまして、はこちらから行く」と今年1月1、2日にあいさつへ。いつもは声の大きい彼がすっかり小声でガチガチになっていた。尚美さんの父が「逆に(うちの娘で)いいんですか」とリラックスさせたほどだ。

 所属する高知の那俄性(ながせ)哲也調教師や、園田でお世話になった新子(あたらし)雅司調教師も結婚を大いに喜んでくれた。

 尚美さんの4月からの休職は、地方競馬全国協会には騎手の妊活・産休・育休の規定がないため。あくまで騎手としての復帰を見据えて「子どもを産んだ後に復帰することを考えれば早い時期に」と判断。めでたく第1子がお腹に宿った。「出産後、体力・筋力づくりを経て、本格復帰に向けて頑張りたいです」と思い描いている。

 少なくとも「子どもが物心つくまではジョッキーをできれば」と、現役の女性騎手としてスタートさせた新たな道である。

週刊新潮 2025年11月6日号掲載

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