「モリシゲ先生にお尻をなでられたら一人前」──五木寛之が語る“昭和のズレた常識”と昨今の「昭和ブーム」への違和感

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【全5回の第3回】

「モリシゲ先生にお尻をなでられたら一人前」――そんな“伝説”がまかり通っていた昭和の芸能界。

 昭和7年生まれの作家・五木寛之さんは、戦前・戦中・戦後を通して「昭和百年」の大半を生き抜いてきた人物だ。

 そんな五木さんが語る昭和の記憶には、“時代の息づかい”が詰まっている。

 最新刊『昭和の夢は夜ひらく』(新潮新書)から5回に分けて紹介する本企画、第3回は、ハラスメントという言葉すらなかった時代の“空気”と、現代の「昭和ブーム」に対する冷静な視線。...

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