「“カンペ”とあだ名が付いたのも、木原さんが…」 小泉進次郎氏落選の“戦犯”に冷ややかな視線
「あの人は何をやってるんだか」
進次郎氏は1回目投票の党員票で高市氏に大差をつけられ2位に甘んじた。決選投票では議員票でも高市氏を下回り、29票差で敗れたのは周知の通りだ。
高市氏の勝利は、麻生太郎元首相が率いる麻生派や、旧茂木派の支持を得たためとされる。が、先の政治部記者は肩をすくめて言う。
「そもそも、岸田氏が旧岸田派をまとめられなかったことが大きいんです。復権を期す岸田氏にとって、総裁のイスを狙う林氏は目障りな存在であり、いずれ“派閥”が乗っ取られてしまうという危機感が強い。前回総裁選でも、岸田氏は林氏の支持に消極的でした」
さらに言うには、
「旧岸田派は進次郎支持の“木原グループ”と“林派”に分裂しました。結果的に木原氏の目算は崩れ、旧派閥には大きな禍根が残った。自民党内からも“あの人は何をやってるんだか”と冷ややかな声が出ています」
当の木原氏は、自身がメディアをにぎわせていた折も、公明党とのパイプ役を担って議席を確保してきた。その公明党は連立を離脱。ついに命運が尽きるのか。
[2/2ページ]



