参院自民がN党と会派結成「立花氏、ガーシー氏、ポスター枠販売、2馬力選挙…全て認めるということか」「高市氏は説明すべき」元テレ朝法務部長

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元々はガーシー氏の議席だった

 さらにさかのぼれば今回自民党が会派を組む齊藤議員の議席は、もとは「ガーシー」議員のものだった。2022年の参院選に当時のNHK党から比例代表候補として出馬・当選したガーシー(本名・東谷義和)参院議員は当選後も海外に滞在して国会に出席せず、翌年参議院本会議で除名。

 これを受けて同党から繰り上げ当選者を決める際、比例名簿2位の山本太郎氏(れいわ新選組代表と同姓同名)、3位の黒川敦彦氏(「つばさの党」代表)が離党しため、4位から繰り上げとなったのが齊藤議員だ。「ガーシー不登院問題」について立花氏は「ガーシーは日本に帰って来なくて良いです! ドバイからでも国会議員の仕事は出来ます!」とXで主張していた。ガーシー氏はその後、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの容疑で逮捕され、有罪になった。

 自民党はこうした経緯をもつN国党の議員と会派を結成した。今月17日の会見で立花党首は「NHKのスクランブル放送の実現や、特にTBS という、明らかな偏向報道してるんですけど、こういったところに対して停波などを含めた行政措置を取って欲しい」と要望し、こう述べた。

「今回自民党さんと一緒に会派を築かせていただいたのも、こういった偏向報道について自民党さんもお困りでしょうから、そういったところでは我々とくっつくことによって自民党さんの言いづらいところがうまくフォローできるんじゃないかなと思ってます」

「旧統一教会との関係」を指摘する声

 自民党が報道機関に対して言いづらいことを、N国党が「フォロー」する。その言葉は、立花党首が斎藤元彦知事との「2馬力選挙」を宣言した昨年の兵庫県知事選挙を想起させるものだった。

 なぜ自民党はN国党議員との会派結成を選んだのか。一部には「少数与党の数合わせ」という観測もあるが、N国党は国会議員が齊藤議員一人だけ。それなのに「首班指名で高市早苗総裁に投票してください」と頼むだけではなく「自由民主党」という会派名を変えてまで共に会派を作ることは、単なる「数合わせ」では説明し難いのではないか。

 この点について「N国党と旧統一教会との関係」を指摘する声がある。

 自民党は2022年8月、当時の岸田文雄首相が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を絶つと宣言した。これに対し今年7月の参院選で旧統一教会からの組織的な支援を公言したのがN国党だ。立花党首は6月の定例会見で「あえて恐れずに言うと旧統一教会さん、家庭連合さんの組織の応援を頂きます」と公表。今月17日の定例会見でも同党側は旧統一教会問題について「こんな宗教弾圧はとんでもない」と主張している。

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