【べらぼう】蔦重のお膳立てで山東京伝に続き 『南総里見八犬伝』曲亭馬琴が出てくるまで
再起を図る蔦重が受け入れた「作家」
同業者組合である株仲間をつくることが許されていなかった地本問屋(娯楽的な本を出版し販売する出版社)に、ようやく仲間の結成が認められた。御上が統制しやすくするためとはいえ、業界の利権が認められることにもなり、今後も業界が存続するためには、同業者組合はあるに越したことはない。
NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第39回「白河の清きに住みかね身上半減」(10月12日放送)では、地本問屋仲間ができて張り切る蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)が、山東京伝(古川雄大)作の洒落本(遊廓での女郎と客のやりとりなどを描いた小説)3作を一挙に刊行した。...

