「料理の鉄人」小山薫堂氏が手がけた若手料理人コンペ 頂点に立った「佐渡島出身34歳シェフ」の思い
振り返れば、あっという間だった大阪・関西万博。5日には日本最大級の若手料理人コンペティションが開かれ、それは大いに沸いたのだった。
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プロデューサーは小山薫堂氏
正式名称は「RED U-35(RYORININ’s EMERGING DREAM U-35)」。要は新時代を切り開く35歳以下の料理人を発掘し、世に送り出すのが大まかな趣旨。グルメ情報サイト大手「ぐるなび」(東京)などが主催し、ファンド・コンサルティング事業の「ABF Capital」(同)が共催、総合プロデューサーは、大ヒット番組「料理の鉄人」などを手がけた放送作家の小山薫堂氏である。
若手の登竜門として今年で12回を数え、賞金500万円のほか、独立・開業の道も開けるとあって、今回は過去2番目に多い511人がエントリーした。5月から作文、メニューの考案、面談、試作など厳しい審査を繰り返し、突破した次世代のスター候補5人が最後のプレゼンのため、この日を迎えたというわけだ。
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