「ヘイトをあおる」 川口市議会の意見書への批判を当の市議会議員はどう受け止めたか
外国人住民が多く、最近は「クルド人問題」で注目されることが増えた埼玉県川口市の市議会が、国に向けて「不法滞在者ゼロプランの着実な実行等を求める意見書」を提出した。この意見書に対しての評価は大きく二分される。当然だという声と、「差別につながる」という声である。
現地に長期滞在して取材をしてきたライター、石神賢介氏はどう見たか。川口市議へのインタビューと共にレポートする。
***
2024年から2025年にかけて、筆者は埼玉県川口市で暮らす在留資格を持たないクルド人に関する取材を進めてきた。...

