人気シリーズ「緊急取調室」が完結へ…“クセ強キャラ”が抜群にハマる「天海祐希」の気になる今後

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

「終わるには惜しすぎるドラマです」

 今月16日、俳優の天海祐希(58)が主演を務める人気シリーズ「緊急取調室」(テレビ朝日系)の最終章へと続く、5th SEASONがスタートする。天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。

 2014年1月期にスタートしたシリーズだが、今作のドラマを経て12月26日公開の劇場版「緊急取調室 THE FINAL」で完結を迎えることもあり、今作は映画と連動するエピソードも交えながら、シリーズ史上最強の被疑者たちに立ち向かうという。

 9月26日にはドラマの放送に先駆け、都内でファン大感謝イベントが開催された。天海をはじめ、田中哲司(59)、速水もこみち(41)、鈴木浩介(50)、お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅(53)、でんでん(75)、小日向文世(71)ら、同シリーズではおなじみのキャストが勢ぞろい。過去作に被疑者役で出演し、貫禄の演技を見せた桃井かおり(74)が同イベントにコメントを寄せ、「1話とも闇に埋もれるには惜しすぎる、終わるには惜しすぎるドラマです」と作品をたたえた。

 それを受け、天海は「選ばれる言葉がやっぱり素敵ですよね。(撮影時の)思いがあふれてくるというか、ピリピリした空気感を思い出しますね。素晴らしいお芝居を最前列で拝見できました」と共演時を振り返った。さらに、「このメッセージを胸に、最後までは走り抜きたいと思います。ありがとうございます」と意気込みを語り、桃井に感謝した。

「桃井さんは21年7月期の4th SEASONに、伝説の活動家役で出演。当時も米・ロサンゼルスが拠点でしたが、動画で『キントリ』シリーズを見て天海さんのファンになったそうです。そんな経緯もあったので、ダメ元でオファーをしたところ快諾、共演が実現しました。現場では、バリバリ体育会系の宝塚出身で上下関係に厳しい天海さんは、大先輩の桃井さんに敬意を表して最大限のおもてなし。桃井さんは、『もう、日本で期待できる女優は天海だけ!』と、演技や人柄を大絶賛。イベントにコメントを寄せるに至ったのです」(テレ朝関係者)

 同じテレ朝系の人気シリーズ「相棒」を始め、これまでの人気刑事シリーズの主戦場は捜査の現場で、取り調べシーンがメインになることは多くなかった。

「シリーズの脚本を手掛けるのは『GOOD LUCK!!』(TBS)、『白い巨塔』(フジテレビ)などをヒットさせた井上由美子氏です。SECOND SEASONから、被疑者との駆け引きや心理戦を、取り調べ中心に描く原則一話完結のストーリーになりました。以後、4th SEASONまでの全37話で、視聴率1ケタは4th SEASONの第3話のみという高視聴率ドラマに。天海さんと脇を固める俳優たちとのチームワークは抜群。撮影現場でのキャスト陣の会話の中心はもっぱら健康についてだそうです」(同前)

次ページ:シリーズは大団円となりそうだが…

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。