「古墳を自分の墓にできる」 前方後円墳墓に問い合わせ殺到のワケ 意外に安い初期費用は?
古墳墓を選んだ理由を聞くと……
当日は首都圏の各地から約50組が集まった。そのうちの数人に、古墳墓を選んだ理由を尋ねてみた。
千葉県柏市の男性(69)は、昨年6月に妻を亡くし、1年の節目に納骨できればと古墳墓を購入したという。
「柏で生まれ育ち飲食店を営んでいます。子供が3人おり、最初は親と同じお墓に入りたいと思いましたが、子供たちが寺との付き合いになじめず、負担を残すのではと考え直しました。調べるうちに竹田先生の古墳墓を知り、実際に訪れて“ここなら”と思い決断しました。区画は2人用で、亡くなった妻と私が入る予定です。先月行った神式の納骨祭は清々しく厳かで、短時間で無駄がなく、追加費用もなく安心しました。登録証が届いたとき“自分の居場所が決まった”と安堵しました。将来も負担をかけず、永代祭祀墓の使用期間20年が経過した後に合祀されても古墳の形に守られる。妻も満足しているだろうし、私も納得しています」
埼玉県春日部市の女性(71)は、竹田氏の著書『現代語古事記』をきっかけに古代史に引かれ、古墳好きになった。
「春先にニュースで見学会を知り、主人と娘と訪れてその日のうちに申し込みました。実家の墓や寺との付き合いで苦労し、子供に負担をかけたくないと散骨を考えていましたが、位牌も戒名も不要で、自然に還れる古墳墓は、まさに理想的でした。さらに大好きな深川製磁の骨壺に出会えて決心が固まりました。実家の墓じまいには大きな費用がかかり、継ぐ人もいないため、この選択に安心しています。同窓会に参加して同じ思いを持つ人と出会えたことも心強く感じました。私の死生観は、後悔なくやりたいことをやり遂げ、学びながら楽しく生きること。この古墳墓との出会いは新たな一歩になりました」
“古墳メイト”のようなつながり
東京都板橋区の女性(66)は、竹田氏の YouTube 番組のファンで、古墳墓の販売を知り面白そうだと思って“飛びついた”という。
「両親や親戚のお墓は、すでに永代供養のマンション式にまとめていましたが、子供のいない私たち夫婦は散骨しかないと思っていました。けれど竹田先生から“散骨は土に還らないし、拝む場所がなくなる”と言われて納得。即答で“古墳だ”と決めました。実際に見ると想像より小さく感じましたが、それが現実的でよかった。しつらえも美しく骨壺の大きさもちょうどよい。購入したら不思議と安心感が湧き、“もう大丈夫”と心が落ち着きました。古墳という形で土に還り、仲間と共にあると思うと安心できました。同じ古墳に入る人と出会い、まるで“古墳メイト”のようなつながりを感じられました。檀家の集まりとも違う珍しく面白い経験で、参加して本当によかったと思います」
[3/5ページ]


