再放送でも「チョコプラ」「林先生」を抑えて視聴率トップに 「なんでも鑑定団」が根強い人気の秘密

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 制作費削減にあえぐ各テレビ局が、テレビ東京の新たな戦略に驚きの声を上げている。9月28日に放送された「開運!なんでも鑑定団2時間SP」が横並びトップの視聴率を記録したのだ。

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 9月28日は日曜日だった。民放プロデューサーは言う。

「関東地区では日曜12時54分から再放送をしているんですが、9月14日から3週連続で“2時間SP”を放送しました。これがレギュラー放送の2回分を2時間にまとめた2時間SPなんです。ちなみに28日は今年6月17日と2023年6月27日の放送分をまとめていました」

 直近の2週分をまとめたわけではないのか。

「そこがすごい。なかなか思いつかない戦略です。それで14時台では横並びトップの世帯視聴率6・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録してしまったのですから、唖然としました」

 日曜の午後は意外にも各局が力を入れている時間帯だ。ちなみにこの日、14時台のラインナップを見てみると――。

コスパのよい番組

 ●日本テレビ「THE GREATEST TALKMAN」14:00~15:00
出演:菊池風磨(timelesz)、せいや(霜降り明星)、ニューヨーク、ヒコロヒーほか

 ●テレビ朝日「Q-1 知の甲子園~世界を変える9分間~」13:55~15:20 ※朝日放送テレビ制作
出演:林修、ギャル曽根、チャンカワイ、トラウデン直美、伊沢拓司ほか

 ●TBS「THE神業チャレンジ」13:30~15:00 ※過去の放送の再編集
出演:チョコレートプラネット、梅沢富美男、陣内智則、佐藤栞里ほか

 ●テレ東「開運!なんでも鑑定団」12:54~15:05 ※過去2回分の再放送
出演:今田耕司、福澤朗、菅井友香ほか

 ●フジテレビ「ザ・ノンフィクション」14:00~14:55

 これらの中でトップを取ったというのだ。

「『なんでも鑑定団』の再放送が、その日のテレ東の番組で視聴率トップになることも珍しくありません。しかも、2時間ぶっ続けで流しても数字が取れるほどコスパのいい番組なんです」

 1994年4月にスタートした「なんでも鑑定団」は今年で絵31年目を迎え、テレ東で最も長く続くバラエティ番組だ。ちなみに、その後を追っている長寿バラエティーが95年スタートの「出没!アド街ック天国」である。

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