親も子も「お互いに期待しない」のが最善の遺産相続対策…50歳を過ぎて考える「ドライな家族関係」がもたらす効果
きょうだい間・家族間の仲が悪くなるきっかけとして、遺産相続を巡る諍いがある。遺言状がない場合、法定相続人と受け取る率は決まっているが、各人が様々な思惑と家計の事情を抱えているだけに、なんとしても自分が多くを得たいと考え、相容れない主張をぶつけ合う。そうしている内に「お前とは絶縁だ!」といった話にまでなってしまいがちなのだ。【中川淳一郎/ネットニュース編集者】
仮に遺言状に「残った財産は私がもっとも可愛がっていたタケシに全額渡す」などと書かれてあっても兄のヒロシと妹のタカコは到底納得できないだろう。...

