アイドルってこんなにすごいのか…「タイムレスマン」プロデューサーが「アイドルこそテレビ界最強のエンターテイナー」と断言する理由

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

「タイムレスマン」はバラエティを変えるか

 企画としてはゴールデン仕様にしつつ、あくまでtimeleszがやることに意味があるtimeleszファーストの特番――。そう蜜谷氏はにこやかに説明する。

「27日は、19時から『ドッキリGP』の2時間SPが放送され、その後に、『タイムレスマン』特番が放送されます。『ドッキリGP』の総合演出である中川(将史)にも協力してもらい『ドッキリGP』と『タイムレスマン』特番がリンクする壮大な構成にしているので、楽しんでいただけるはず」(蜜谷氏)

 蜜谷氏、当麻氏、中川氏はともに2002年、フジテレビに入社した同期。蜜谷氏はお笑い班として実績を重ね、演出として「ダウンタウンなう」を担当、今も「ジャンクSPORTS」を担当する、ダウンタウンの番組を手掛けてきたプロデューサーだ。

 当麻氏は20年を超えるキャリアのうち、12年を「めちゃ×2イケてるッ!」にささげた生粋のバラエティ畑のディレクター。そして、中川氏は、「とんねるずのみなさんのおかげでした」のディレクターを務め、同番組で数々のドッキリに関わってきた人物でもある。

「タイムレスマン」特番は、とんねるず、ダウンタウン、ナインティナインといったフジテレビ本流のバラエティ要素が注入されているスペシャルプログラムとも言える。「アイドル×フジテレビらしいバラエティってもっとあってもいいんじゃないですか?」と質すと、「『タイムレスマン』がきっかけになって、そういうバラエティが増えたらって僕も思っています」と、 蜜谷氏は笑う。

「タイプロ」によって、timeleszはSTARTO ENTERTAINMENTの新たな扉を開いた。彼らなら、バラエティという分野でも、これまでとは違う扉をこじ開けてくれるかもしれない。

我妻 弘崇(あづま ひろたか)
フリーライター。1980年生まれ。日本大学文理学部国文学科在学中に、東京NSC5期生として芸人活動を開始。約2年間の芸人活動ののち大学を中退し、いくつかの編集プロダクションを経てフリーライターに。現在は、雑誌・WEB媒体等で幅広い執筆活動を展開。著書に『お金のミライは僕たちが決める』『週末バックパッカー ビジネス力を鍛える弾丸海外旅行のすすめ』(ともに星海社)など。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 4 次へ

[4/4ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。