アンパンマンが築いた「7兆円ビジネス」の正体 “乳幼児向け”なのに世界6位

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

 NHK連続テレビ小説「あんぱん」で描かれた、主人公のモデルで「アンパンマン」の生みの親・やなせたかし(北村匠海)と妻・暢(のぶ・今田美桜)のドラマは高視聴率のうちに終幕を迎えた。

 しかし、もとは「アンパンを配る太ったおんちゃん」という奇妙なキャラクターが後世に残したレガシーは、とてつもなく大きいようだ。購買層はほぼ日本国内の乳幼児なのに、キャラクターとしては世界で6位、累計売上7兆円という推計さえある。

 子供たちに圧倒的に支持される理由とその巨大ビジネスについて、柳瀬博一『アンパンマンと日本人』(新潮新書)から抜粋して紹介しよう。...

つづきを読む