全力で、汗をかくアイドル「timelesz」の冠番組に熱視線 「タイムレスマン」総合演出がメンバーに伝えた「8人の魅力を最大限に引き出す」アドバイス

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ドキュメンタリー性に突出したアイドル

 記念すべき初の特番となる「土曜プレミアム」では、timeleszメンバーと番組のさらなる飛躍を願って、日本屈指のパワースポットとしても有名な「伊勢神宮」を目指す。だが、一筋縄ではいかない。伊勢までの道中、メンバーがリタイアしていく“脱落旅”だという。

「『タイムレスマン』には他番組同様、しっかりとした台本があるのですが、timeleszのメンバーには台本を渡さず、いつも企画概要を簡単に記したペラ一枚、二枚しか渡していません。彼らの魅力は、ドキュメント的なアプローチとも相性が良い。今回の『土曜プレミアム』でも、“伊勢神宮に行きます”とは伝えず、“西の方へ旅をしに行きます”としか言わなかったくらい(笑)。彼らのストレスにならないようにしながら、こちら側も仕掛けていきたいんですよね。日替わりでスターが変わるのが、『タイムレスマン』という番組ですから」(当麻氏)

「タイプロ」が、究極の人間ドキュメントであることを考えれば、新体制始動にいたるまでの背景を私たちは共有しているのだから、timeleszほどドキュメンタリー性に突出したアイドルはいないかもしれない。『タイムレスマン』でも、そのドキュメンタリー性を生かしているという。

「特番のために、今年の6月くらいから動き出しているんですね。当時は、まだ手探り段階。それにもかかわらず、『タイムレスマン』を盛り上げようと東奔西走するスタッフ陣にも頭が下がります。『ドッキリGP』にも言えることですが、スタッフも一緒になって番組を盛り上げようとする姿勢があるから、多くの視聴者の方に好評いただいているのだと思います」(蜜谷氏)

「タイムレスマン」を単なるアイドルの冠番組と思うなかれ。何が起こるか分からない――。バラエティ好きもしっかりと楽しめる番組なのだ。

我妻 弘崇(あづま ひろたか)
フリーライター。1980年生まれ。日本大学文理学部国文学科在学中に、東京NSC5期生として芸人活動を開始。約2年間の芸人活動ののち大学を中退し、いくつかの編集プロダクションを経てフリーライターに。現在は、雑誌・WEB媒体等で幅広い執筆活動を展開。著書に『お金のミライは僕たちが決める』『週末バックパッカー ビジネス力を鍛える弾丸海外旅行のすすめ』(ともに星海社)など。

デイリー新潮編集部

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