「織田裕二は2年後に戻って来る」 引退宣言後も「世界陸上に必要」との声があがる理由
13大会連続でメインキャスター
9月21日、「東京2025世界陸上」(TBS系)でスペシャル・アンバサダーを務めた織田裕二(57)は今大会をもっての「退任」を発表した。しかし、次回大会が開かれる2年後には戻ってくるのではないかとの見方も強い。「世界陸上に必要」との声があがる理由とは?
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《次は2年後の中国北京での開催です。私はテレビの前でビール片手に楽しみます。たくさんの感動をありがとうございました》
と、今大会限りでの「退任」を発表した織田は1997年から2022年まで13大会連続でメインキャスターを務めた。2023年のブダペスト大会では出演せず「卒業」となったが、今大会ではスペシャル・アンバサダーとして復帰と相成った。
「俳優としての織田裕二も含め、良くも悪くも“あくの強さ”が持ち味でした。世界陸上へののめりこみ方は半端ではなく現場からの評価も高かった。個人的には2003年のパリ大会でその意気込みに触れる機会があり、熱量のすごさに“さすがだな”と感じました」
と、スポーツ紙デスク。
「織田ロス」
「その後、“13回もやったからそろそろ良いのではないか、新陳代謝を”というTBS内の声が大きく、お役御免となったと記憶しています」(同)
実のところ、その個性的なキャスターぶりには賛否両論あった。ところが、その後の織田不在の世界陸上を襲ったのは「織田ロス」だった。
「世界陸上をテレビで見ている人は選手の躍動を見ていると同時に、もしかしたらファンはそれ以上に織田が何を言うのか、あるいは叫ぶのか、その一挙手一投足に注目していた側面があったということでしょう。だから記念すべき東京大会ではスペシャル・アンバサダーというポジションを用意してカムバックさせたということです。以前の彼ならそういったオファーを受けたかどうかは微妙ですが、還暦近くになって丸くなった、成熟したということでしょうかね」(同)
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