「織田裕二は2年後に戻って来る」 引退宣言後も「世界陸上に必要」との声があがる理由

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タレントキャスターとは異なり

 共に入賞した村竹ラシッド、中島佑気ジョセフの活躍で大きな盛り上がりを見せた一方、前回ブダペスト大会とパリ五輪金メダリストの女子やり投げ・北口榛花や100メートルの桐生祥秀やサニブラウン・ハキーム、400メートル「リレー侍」、女子中長距離の田中希実など、ホームの地で活躍が期待されたものの残念な結果に終わった選手らもいた。それでも視聴率はかなり良く、織田の存在感を大いに示した大会だったと言える。

 幸い評判も上々だったようだ。

「陸上で日本選手に表彰台をうかがうような活躍を望むのはなかなか難しい。その中で織田の持つ華の要素は得難い存在。よく民放が起用するタレントキャスターとは異なり、競技に詳しいのは番組を見ていればわかります。その点においては、彼のことを少々”ウザい”と思っている人も認めざるをえない。知識、経験に加えて華がある人物というのはなかなかいません。視聴率もかなり良かったようで、彼の存在感を大いに示した大会だったと言えるでしょう」(同)

「織田を外すのはリスキー」

 国立競技場の外でも、織田の実物大の写真と共に記念撮影をしようと並ぶ人たちの列がなかなか切れることがなかったという。

「TBS側として、2年後の北京大会で“織田を外すのはリスキー”だと映っていても不思議はない人気ぶりでした。メインでもなく今回のようにスペシャル・アンバサダーでもなくて良いので、何らかの立場で番組にコミットしてほしいとオファーをする可能性はあると見ています。その場合、今回の織田のあいさつにウソはないでしょうから、これから説得を始めることになりますね」(同)

 北京からもその雄たけびが聞こえてくるかも、というのはファンにとっては嬉しいことには違いない。

デイリー新潮編集部

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