「子どもが欲しくて、1日も早く結婚したかった」たたかまつなな 事実婚の夫に“プロポーズさせた方法”明かす

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「バラの花束が欲しい」とアピール

 そんな多忙さがあってなお早く結婚したかったななさんは、たびたび「バラの花束が欲しいなあ」とヒデさんに秋波を送る。候補日に「区切りのいい日」を考えていた彼は、7月5日=彼女の誕生日にプロポーズの照準を合わせた。

 東京・恵比寿の夜景が見えるレストランを予約し、「おめかししてきてね」と彼女に告げ、「私の妻になって」という花言葉の12本のバラの花束を用意した。 

 デザートのタイミングで個室に案内され、「結婚しよう」とヒデさん。バラの花びらにも「Marry me」の文字が刻まれている。ななさんは感激した。当然「こちらこそよろしくお願いします」と応えた。

「私たちのように、選択的夫婦別姓の制度がないために別姓未婚のまま待機している人がいることを知ってほしい」と、ななさん。

 今後は互いの仕事を尊重し合って暮らす中で、子どもは「複数欲しい」とも。

 法律婚とは形が違えど、「忙しくても家族でいられる時間を取れるようにしたい」と声をそろえて語る。

 そんな二人のあり方に、事実婚も法律婚もない。

週刊新潮 2025年9月25日号掲載

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