「コメは1日に24合炊く」 ギャル曽根が明かす驚異の食費節約術 「パスタを切り干し大根で代用」「白菜と牛脂だけで“すき焼き風”に」
【全2回(前編/後編)の前編】
値上がりの大波は容赦がない。打つ手なくたたずんでいるだけでは、あっけなく飲み込まれてしまうだろう。ここで本格的に手をつけたいのが節約だが、一体、何をどうすればいいのか。芸能界きっての“やりくり名人”がおしげもなく披露する、節約の極意……。
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買い物に行くたびに、レシートを見つめてため息をつく方も多いだろう。9月からは調理用の油や醤油、マヨネーズといった調味料など、のべ1400品目以上が値上げ。家計への向かい風は強まるばかりだ。
ファイナンシャルプランナーで節約アドバイザーの丸山晴美氏によれば、
「今年に入り、1回あたり平均15%ほど値上がりしています。11月までに値上がりするのは、およそ2万品目。特に加工食品や調味料、お菓子、お酒の値段が上がっています。原材料高が主な要因ですが、今年の傾向として、物流費と人件費、そして光熱費の負担も加わり、このコストの上乗せ分で、加工の度合いが高い品物の値段が上がっているのです」
どうにもやりきれない状況である。
生卵、納豆は冷凍
「スーパーでの買い物で、これまで3000円台で済んでいたのが、最近は5000円台になってしまいました。ぜいたく品を買っているとも思わないので、びっくりしてしまいますね」
そう語るのは、芸能界随一の“節約家”として知られるタレントの松本明子(59)だ。
「以前のようには嗜好品を買えなくなってしまいました。あめやアイスクリームもそうですし、缶ビールも家ではあまり飲まなくなりましたね。家族が好きな乳酸菌飲料やコーラも買えなくなりましたよ」
こう嘆く彼女が、常日頃から徹底的に心がけているのは、
「無駄なものは買わないこと。せっかく買ったのに結局食べなかった、傷むまで放置してしまった、腐らせてしまった、そういうのが無駄になっていると思ったんです。とにかく、食材は長く保存したいということで、冷凍できるものはなんでも冷凍しています」
多めに買った肉を小分けにして冷凍するなどは当たり前で、
「例えばトマトも冷凍しています。食べるときは大根みたいにすりおろすんです。すりおろしたトマトは素麺に乗せたり、冷製スープにしたりして食べていますね。実は生卵も冷凍できるんですよ。殻付きのまま冷凍します。冷凍すると卵焼きやスクランブルエッグのような調理はできませんが、私は煮卵にして食べますよ。卵も値上がりしていますので、安いときに買って冷凍しておく、ということですね」(同)
彼女の手にかかれば、こんな食品も冷凍庫行きだ。
「親友の飯島直子ちゃんが納豆好きで、たくさん送ってくれたことがあって。それで納豆も冷凍して常備しています。賞味期限より、10日から2週間ぐらいは日持ちしますよ」(同)
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