「コメは1日に24合炊く」 ギャル曽根が明かす驚異の食費節約術 「パスタを切り干し大根で代用」「白菜と牛脂だけで“すき焼き風”に」
白菜と牛脂をタレで煮込むとすき焼きに
あまたある彼女の超絶技巧の中でも、頂点に立つと思われるのがこちらである。
「お肉を買ったときにタダでもらえる牛脂を、私は冷凍庫で保存しています。牛脂はもうなんにでも使えますよ。例えば、うどんに入れると、お肉を入れなくても肉うどんの味になってめちゃくちゃおいしいです。スープに入れれば、牛テールスープ風味になりますし、白菜と牛脂をすき焼きのタレで煮込めば、実際に肉と白菜のすき焼きを食べているような感じになります」(ギャル曽根)
代用テクニックは、食材のみならず調味料でも遺憾なく発揮されている。
「私のお薦めはカレーパウダーです。業務スーパーやスパイス屋さんで買っています。タンドリーチキンはもちろん、唐揚げにも使えるし、私はきんぴらにも入れています。煮物にも汁物にも入れます。カレーパウダーを使うときには、醤油は不要で、お塩だけでもおいしく仕上がります」(同)
調味料について、丸山氏はこう提案する。
「メーカーの自社ブランドの商品よりも1~3割ほど安い、西友の〈みなさまのお墨付き〉やセブン&アイの〈セブンプレミアム〉のようなプライベートブランドを試してみてはいかがでしょうか。これらのプライベートブランドが安いのは、自社で企画・開発・販売することでコストを削減しているからです。製造元を調べてみると、意外と老舗のメーカーさんだったりするので、クオリティーは心配無用です」
ゴーヤーカーテン
一方こんな“兼用”法もある。松本が10年以上にわたって実践しているのは、食材で“カーテン”を作ってしまう実にアクロバチックなもの。ずばり“ゴーヤーカーテン”である。
「最初にプランターポール3本とネットを用意すれば、もう毎年できます。私は毎年6月に1本278円の苗を3本買ってゴーヤーを育てています。苗を植えたら、とにかく朝と晩にお水をあげる。すると、1カ月半で4~5メートルのつるが伸びます。直射日光が当たる窓の外で育てれば、日除けのすだれ代わりに。緑のカーテンですね」(松元明子)
実ったゴーヤーは松本家の食卓を彩ることに。
「ひと夏に60本のゴーヤーが収穫できます。好きな具材と一緒にゴーヤーチャンプルーを作ったり、ピクルスにしたりしています。ビタミンCが取れて、健康的に過ごせますよ」(同)
“カーテン”の性能はというと、
「おかげで、エアコンの温度を27.5度に設定しても快適に過ごせますね」(同)
後編【「ペットボトルを黒く塗って日なたに置くと…」 松本明子が明かす驚異の節約術 「出がらしのティーバッグはスポンジに」】では、節約アイテムを自作するという松本の「驚異の節約術」について詳しく紹介する。
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