小泉進次郎氏の2時間の説得で「石破さんの心境に変化が」 首相退陣を決意させた言葉とは

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「支え切れなかったことを本当に申し訳なく思う」

 その総裁選は党員・党友が投票する「フルスペック方式」で実施する方向だ。9月22日告示、10月4日投開票の予定である。

「石破首相の辞任については、(幹事長として)支え切れなかったことを本当に申し訳なく思っています」

 こう語るのは、森山幹事長本人である。

「国会議員と各都道府県連の代表だけ(の簡易版)でやれば、総裁選はわりと早くできます。ただし、そうなると党員の方たちの声が反映されないわけです。今回は特に、党員の皆さんも総裁選に対する思いを持っている方が多いでしょうから、そういうことを考えると、党員の声も反映されるフルスペックの方がいいのではないでしょうか」

 フルスペックの1回目の投票では、約100万人の党員票が党所属の国会議員票と同数の295票に換算される。これに議員票を加えた計590票の過半数を獲得すれば「勝者」となるが、1回目で過半数を得る者がいなければ上位2名が決選投票で雌雄を決することになる。

 後編【麻生氏がいま一番、買っている総裁候補とは? 「直接、頭を下げに来たことに相当気を良くしている」】では、次期総裁レースでトップを走る、「麻生氏のお気に入り」は誰かについて報じる。

週刊新潮 2025年9月18日号掲載

特集「石破のクビに鈴を付けた男 人気先行『小泉進次郎』は総裁選を勝ち切れるか」より

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