「公共の場に女性の裸像が置かれているのは日本だけ」 大学教授の“ウソ”を簡単に見破れる時代(古市憲寿)

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 現代社会のいいところはうそが一瞬でバレるようになったことだ。最近では亜細亜大学の高山陽子教授の主張がSNSで笑いものになっていた。発端は街の裸婦像を巡る読売新聞の記事。公共の場にはふさわしくないと撤去される事例が相次いでいるのだという。その際に専門家としてコメントを寄せていたのが高山教授。いわく「公共空間に女性の裸像がたくさん置かれているのは日本だけ。欧州やアジアでは美術館の敷地内や庭園に限られる」。

 一般の人が海外旅行に行けず、ネット検索もできない時代だったら、大学教授のありがたい言葉として見過ごされていたのかもしれない。...

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