「都心駅近」を狙えと言われてもムリ…専門家が教える「まだ買える」新築マンション3選の「実名」 狙い目は「再開発エリア」への“アクセス”にあり
都心マンションの高騰はいつまで続くのだろうか。不動産経済研究所の発表によれば、東京23区で今年1~6月に販売された新築マンションの平均価格は、前年同期比で約20%増の1億3064万円。住宅価格高騰の流れは中古物件にも波及しており、不動産調査会社の東京カンテイのレポートによると、東京23区で2025年7月に売り出された中古マンションの平均売出価格(70平米あたり)は1億477万円と最高値を更新。“億超え”は3か月連続だという。
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「なるべく都心」で「なるべく駅近」の物件を選べと言われても…
ここ数年続く住宅価格の高騰は、都心に近づくにつれてより顕著に表れている。
「東京23区」全体での中古マンション価格が、70平米あたりで1億477万円に到達したのは前述の通りだが、これを都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)に絞るとどうなるだろうか。
同じく東京カンテイのレポートによれば、都心6区の中古マンションの70平米あたり売出価格の平均は1億6699万円と、高騰の度合いが際立っているのが分かる。
こうした実情から、経済誌などの解説記事では、新たにマンションを購入する際には少し背伸びをしてでも「なるべく都心」で「なるべく駅近」の物件を選ぶ方が良い、という論調が目立っている。
しかし、「言うは易し」である。一番の問題は、好立地のマンションはもはや「少し背伸び」したぐらいでは購入できないレベルにまで値上がりしてしまっていることにあるからだ。
では、これからマンションを購入しようとする人には、どのような選択肢が残されているのだろうか。
不動産コンサルタントの岡本郁雄氏は、
「注意深く探せば、新築マンションでも“まだ買える”好条件のマンションは残っています」
と話す。岡本氏が太鼓判を押す「新築マンション3選」とはどこか――。
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