「都心駅近」を狙えと言われてもムリ…専門家が教える「まだ買える」新築マンション3選の「実名」 狙い目は「再開発エリア」への“アクセス”にあり
再開発進む東京駅まで1本でアクセスできる2物件
「2つ目は、大和ハウス工業などが手掛ける『プレミストタワー船橋』です。船橋駅徒歩2分の立地で、駅前の新しいランドマークになる物件。東京駅までは総武線快速で乗り換えなしで約25分。ショッピングセンターの船橋フェイスに隣接し、買い物の便も抜群です」(岡本氏)
こちらも所在地は千葉県となるが、総武線快速で直通であることから、東京駅周辺の再開発の恩恵をより直接的に受けることができる。
「販売開始は来年2月の予定で、価格は未定ですが希少立地だけに坪単価は500万円を上回る設定になるのではないでしょうか。3LDKタイプなら1億円台前半のイメージです。東京駅へのアクセスの良さから評価も高く、人気の物件になりそうです」(同)
都心へのアクセスに加え、駅の反対側には東武百貨店やイトーヨーカドーがあるなど、生活利便性が高いことも注目を集める理由だ。
「そして3つ目が、三菱地所レジデンスなどが手掛ける地上50階建て総戸数1438戸の『ザ・パークハウス武蔵小杉タワーズ』です。武蔵小杉駅から徒歩3分と徒歩4分のツインタワーで、東京駅までは横須賀線で1本、約20分とかなりアクセス良好です」(同)
デザイン面でも特徴があるといい、
「建築家の隈研吾氏がデザイン監修を行っており、デザインコンセプトは、『大地から生える二本の大樹』。『まち一体型複合開発』として、広場や子育て支援施設も整備されます」(同)
武蔵小杉と言えば多くのタワマンが立ち並ぶ、いわば“タワマン激戦区”。そのため通勤ラッシュの駅混雑を思い浮かべる人も多そうだが、
「武蔵小杉は駅の混雑や浸水被害など、ネガティブな報道もありましたが、自然も多く商業施設や医療施設が充実していて、都心へのアクセスが良い、非常にバランスのとれた街です。東京駅だけでなく、東海道新幹線も利用できる品川駅へ直通10分であることも魅力です」(同)
ただ、販売価格は先の2つより高くなることが予想される、と続ける。
「こちらはサウス棟の販売が既に始まっていて第1期の販売価格は、6818万円~4億9898万円、最多価格帯が1億2900万円台です。坪単価は、600万円前後と推察されますが、階数などの住戸条件で価格差があり、1億未満で購入できる部屋もあります」(同)
少子高齢化が進むことで、将来的に日本の不動産需要は先細りしていくのではないか、という声もあるが、
「長寿社会だからこそ、もっと便利な暮らしがしたいというニーズは、高まっています。良好な都心アクセスと豊かなライフスタイルが叶えられるマンションは、これからも支持されるのではないでしょうか」(同)



