連れ子の娘はかわいいけれど…「僕との子ども」は拒む妻 引き出しに隠されていたモノに46歳夫は打ちのめされた
【前後編の前編/後編を読む】妻と前夫の「離婚理由」が聞いていた話とぜんぜん違った…娘の習い事めぐり“裏の顔”も明るみに 46歳夫が下した結論は
子連れ再婚はむずかしい。もちろん、うまくやっている夫婦も多いが、お互いに前のパートナーにこだわっていたり、相手の子を愛せなかったりすると問題が起こりやすい。常に話し合いを欠かさず、子どもの様子をどれだけ注意深く見守ることができるかが重要になりそうだ。
【後編を読む】妻と前夫の「離婚理由」が聞いていた話とぜんぜん違った…娘の習い事めぐり“裏の顔”も明るみに 46歳夫が下した結論は
「僕は妻が連れてきた子を愛しています。ただ、子どもは前のお父さんを覚えているし、ときどき、ふっと違和感を覚えているような表情をすることがあると、オレじゃだめなのかという思いが強くなる。僕の場合は、僕が初婚で妻が再婚なんです。離婚はしたけど相手とはずっと連絡をとりあっている。養子縁組もしたから、もう僕の子なのに、相手は父親面して口をはさんでくる。それがなんとなく癪にさわって」
徳本啓輔さん(46歳・仮名=以下同)が結婚したのは38歳のとき。3歳年下の美知代さんとは彼女が勤めるスナックで知り合った。彼女が2年前に離婚しており、スナックは親戚が経営していること、8歳の娘がいることも通っているうちにわかった。
「彼女目当てで来る客もけっこういたようです。店は2階と3階がオーナー一家の居住空間になっていたんですが、美知代は子どもを連れてきて、そこで寝かせていました。すぐ近くのアパートに住んでいたので、深夜、子どもを家に連れ帰ったり、朝、迎えに来たりしていた。ひとりでがんばってる感じでした」
言い寄ってくる男たちは適当にあしらっていたが、まだ数ヶ月しか通っていない啓輔さんがいきなり本気の告白をしたときは、笑顔を見せず真摯に受け止めてくれたという。
「みんな言い寄るだけ、遊びたいだけだというのがわかっていたけど、あなたは違っていた。本気でつきあってほしい、結婚したいと言ってくれたから私も心が動いた」
そこから半年足らずで結婚した。毎日のように娘と夕飯を食べ、ふたりをスナックに送っていく生活を続けていたので、娘からの信頼も得たと思っていた。
[1/3ページ]


