「もしもし、手塚治虫です──」やなせたかしが“イタ電”と勘違いした一本の電話がキャラクター創造の原点に

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【全2回(前編/後編)の前編】

 前回記事【手塚治虫だけじゃない「やなせたかし」に惚れた天才たち 女優にも“口説かれ”メロメロになった過去も】で紹介したように、NHKの朝ドラ「あんぱん」の主人公のモデル・やなせたかしは、永六輔や宮城まり子、いずみ・たくなど、まだ無名だった頃からさまざまな天才たちに仕事を持ちかけられている。

「売りこみもしないのに突然やったこともない仕事を依頼されて面喰う」(『アンパンマンの遺書』)と後年やなせ自身が振り返ったように、不思議と大きな仕事が次々舞い込んでくるのだそうだ。...

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