トランプ氏が“新興国も顔負け”の「政敵排除」 家宅捜査、FRB理事の解任、検察官の調査…投資面での米国信用度が悪化の危険性

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政敵排除は組織的な動きでもある

 トランプ米大統領の政敵排除の動きが加速している。

 連邦捜査局(FBI)は8月22日、政権1期目の大統領補佐官(国家安全保障問題担当)で、かねてよりトランプ氏を批判するボルトン氏の自宅を捜索した。トランプ氏は自身の関与を否定しているが、機密情報の取り扱いに問題があったとボルトン氏を批判しており、FBIがこれを忖度した可能性は十分にある。

 利下げをめぐって議長のパウエル氏と対立する連邦準備制度理事会(FRB)では、理事の1人であるクック氏を強引な形で解任した。...

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