切手の貼り方を知らない20代も…郵便事業「630億円の赤字」でわかった深刻すぎる「郵便離れ」 コレクター激減で「記念切手」が“額面割れ”に

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 7月29日、日本郵便は、昨年度の郵便事業の営業損益が約630億円の赤字になったと発表した。そのうえ、飲酒の有無を確認する点呼が適切に行われていなかった問題が発覚するなど、不祥事が連発。1871年に前島密によって創始された郵便事業は顧客の信頼を急速に失いつつあり、大きな岐路に立たされている。【文・取材=山内貴範】

 日本郵便のサービスを使う機会は、急速に減少している。最近、ゆうパックを利用した人は珍しくないだろう。だが、ハガキや封書を出したことがない人は想像以上に多いはずだ。...

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