バーン、バーンと僕を叩く母の顔は、般若のお面のようでした…【毒母に人生を破壊された息子たち】「毎晩、天井を見て、泣きながら眠っていた」
いわゆる「毒親」の被害が顕在化してきたのは、1990年代後半のこと。過干渉や暴言・暴力などで、子どもを思い通りに支配しようとする親、それによって、成人後もさまざまな生きづらさを抱え続ける子ども――。今では問題の深刻さが広く認識されるようになってきた。7月に女優の遠野なぎこが自宅で遺体で発見されるという悲劇が起きたが、彼女もかつて実母から虐待された過去を打ち明けていた。
従来、毒親に関しては、母が娘を支配する例がクローズアップされてきたが、現実には、母が息子を追い詰め、その人生を破壊してしまうことも少なくないという。...

