【べらぼう】田沼に責任を負わせて日本は衰退? 「天明の打ちこわし」から得られる重い教訓

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米を売り惜しむ商人が後を絶たず

 NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第33回(8月31日放送)のサブタイトルは「打壊演太女功徳(うちこわしえんためのくどく)」。新之助(井之脇海)らが米を買い占めている商人の居宅などを襲う。いわゆる「打ちこわし」が主題になる、ということである。

 第32回「新之助の義」(8月24日放送)では、米不足が行くところまでいった様子が描かれた。庶民は幕府に御救い米、つまり困窮した庶民を救済するための米を出すように求めたが、結局、幕府は米を手配できない。...

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