路線価上昇率「全国4位」のエリアに学ぶ 沈む地方が生き返る秘策

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高騰してもすぐ買い手がつく

 今年7月に国税庁が発表した路線価(道路に面する土地の1平方メートルあたりの評価額)に関して、注目すべき地域があった。これは今後の日本の街づくり、および観光資源づくりのうえで、大きな指針になりうる話である。その地域とは岐阜県高山市上三之町で、今年の路線価が昨年とくらべて28.3%もアップ。この上昇率は岐阜県内で1番なのはもちろん、全国でも4位だった。

 上三之町は、江戸時代の面影を残し、「飛騨の小京都」と呼ばれる高山の歴史地区のなかでも、ど真ん中に位置する。...

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