150万人規模のデータ分析でリスクが指摘 「マイクロプラスチック」由来の“有害添加剤”が健康に及ぼす影響とは
プラスチックによる環境汚染を防ぐため国際的な議論が高まっている。8月5日より行われた「プラスチック条約」策定に向けた国際会議で焦点になったのは“生産量の規制”を盛り込むかどうかだった。EUや太平洋の島しょ国は生産量規制に積極的な一方、プラスチック原料となる石油の産出国からは反対の声も根強く、結局合意には至らなかった。各国の足並みが揃わない中、研究によりプラスチック製品の影響は明らかになりつつある。自然環境中に放出されたプラスチックは細片化して「マイクロプラスチック」として、心臓や肺をはじめ人体にも取り込まれ、最新の研究では健康への影響も示唆されているというのだ。...

