「兵庫県の問題を見過ごしたら日本がおかしくなる」YouTuberになった元テレビ朝日法務部長が「235日間ぶっ続けで」斎藤元彦知事を批判し続けるワケ

国内 社会

  • ブックマーク

 元テレビ朝日法務部長の西脇亨輔弁護士が配信しているYouTubeチャンネルは異色だ。来る日も来る日も、斎藤元彦兵庫県知事だけを取り上げ続けているのである。なぜそこまで斎藤氏にこだわるのか、話を聞いた。

 ***

元旦から土日も休まず連続配信

【絶体絶命】斎藤元彦「やり取り全て出しましょうか?」エア黙とう疑惑が森けんと市議X宣言で急展開か!斎藤知事は「自撮りハイ」?

【暗黒】斎藤元彦告発者また「封圧」!森けんと市議「謝罪と反省」で議論封印へ 県人事課は「斎藤知事擁護」答弁で元側近切り捨て!もの言えぬ兵庫県へ

【新疑惑】斎藤元彦「ウソ」答弁疑惑浮上!7月2日発言に県人事課「報告した」!衝撃証言の波紋は?

 上記は8月17日から19日まで「西脇亨輔チャンネル」でライブ配信された動画のタイトルである。遡っても次々と出てくる「斎藤」「兵庫」「立花氏」の文字…。

「テレ朝を退職したのは一昨年の11月で、YouTubeチャンネルを立ち上げたのは昨年4月末です。当初は、新聞6紙読み比べというコンテンツでやっていたのですが、今年の初めくらいから兵庫県一色のチャンネルになってしまいました」(西脇氏、以下同)

すべてが未解決

 斎藤県政に深入りすることになったきっかけは今年の三が日に「新春特別企画」として配信した、NHK党から出馬経験のある福永活也弁護士との「公選法論争」だった。

「もともと福永氏が元東京地検特捜部の郷原信郎弁護士と論争しているところに、私が割って入ったのです。郷原弁護士は、兵庫県知事選で斎藤知事陣営が県内のPR会社に報酬を支払ったことが公選法違反にあたるとして、昨年12月、斎藤知事らを刑事告発したのですが、これを福永氏は『憶測によるコタツ告発』と猛批判。そこで私が告発の正当性を説明する配信をしたら、福永氏から『ゴーハラ西脇弁護士、ほんとやばいな 法学部生レベルの判例考察すらできていない』と批判され、応酬が止まらなくなり…」

 こうして兵庫県の諸問題を調べていくうちに、斎藤氏の振る舞いが看過できなくなってきたという。

「斎藤氏が自分に対する元県民局長の告発を『噓八百』と決めつけ懲戒処分にした公益通報者保護法の問題も、その後亡くなった元県民局長の私的情報がSNSで今も拡散されていることも、その私的情報を側近が漏えいしたことに知事の指示があったのかという疑惑も、すべてが未解決です。にもかかわらず、斎藤氏は第三者委員会に問題を指摘されても誤りは認めず『真摯に受け止めます』と繰り返すだけ。このまま既成事実化を許すと社会の底が抜けてしまう。静岡県伊東市の田久保眞紀市長の『自分の非を認めず居座る姿』も斎藤知事をモデルにしているように思えます」

次ページ:命が失われても、誹謗中傷に正面から向き合おうとしない

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。