東京・上野で身動きが取れないほどの大混乱が… “異変”の中心にいた「人気急上昇中の29歳歌手」とは

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「ダンシング・ヒーロー」で盆踊り

 この女性が語るように最近の盆踊りは炭坑節やご当地音頭に限定されず、J‒POP、洋楽など流れる曲が大きく変わり、“何でもあり”の状況だ。

 荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」や氷川きよしの「きよしのズンドコ節」はすでに定番で、この上野で開かれた盆踊り大会の2日目にはDA PUMPの「U.S.A.」、Adoの「うっせぇわ」もかかったほど。

 日本盆踊り協会によると、変化のきっかけは「ダンシング・ヒーロー」で、7年前ごろから全国的に流行し、コロナ禍後にバリエーションが一段と増えたという。それに伴い10~20代の若者が参加するようになり、世代を超えたクラブ、サークルが現れ、いまや会場をはしごする「盆踊らー」も珍しくない。

 古くて、しかし新しい夏の風物詩。今日もどこかで老若男女が輪を作る――。

撮影・西村 純

週刊新潮 2025年8月28日号掲載

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