ボンタンアメ、大福は「試す価値あり」 各世代の200人に聞いた「尿意対策」を医師がジャッジ
話題の映画、劇場版『鬼滅の刃』最新作が2時間35分、『国宝』はなんと2時間55分!話題の長尺映画にライブ参戦、高速道路での渋滞……夏のトイレ問題は意外と深刻な中、SNSでは真偽不明なトイレ対策が飛び交っている。全国の10代から90代の女性200名を対象に「あなたがやっているトイレ対策は何か」アンケートを実施、その結果を紹介する。さらに“ホントに効果があるか”を専門家にジャッジしてもらった。さっそく次のレジャーの参考にしてみて!(前後編の前編)
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「何も飲まない」に勝るものなし!?
もっとも多かったのは「水分を控える」で53票。
「とらなければ出るものもない」(65歳・愛知県)、「それしか方法はないと思う」(47歳・埼玉県)、「いちばん手軽にできる」(40歳・和歌山県)と、至極ごもっともな声が集まった。
これには日本大学医学部教授で泌尿器科が専門の高橋悟先生も「水分を控えることは短期的には一つの手」と、太鼓判。
「水分や食事は口にしてから2~3時間でおしっこになります。ですので、予定の2~3時間前から水分を控えるとトイレ対策に効果があると思います」(高橋先生、以下同)
飲み物の中でも、特にカフェインを含む飲み物の摂取をやめる、という声も。
「コーヒーさえ飲まなければ半日はいける」(56歳・埼玉県)、「利尿作用があるのでカフェインの入ったものは飲まない」(47歳・北海道)など。
カフェインやアルコール類の利尿作用については、いまや多くの人の知るところだろう。
「コーヒーや緑茶、コーラなどのカフェインを含む飲み物やアルコール類は利尿作用が高く、尿になるのも早いんです。飲んでから1時間から1時間半で尿が作られるため、予定の1時間前には飲まないのが無難です」
ただ、猛暑続きの日本で、完全に水分を控えるのは熱中症の観点からも心配。そこで、「ちまちま飲んで一気に飲まないようにする」(34歳・兵庫県)と、水分のとり方で工夫するという人も。
「一度に大量に飲むよりも、ちょっとずつ飲むほうが膀胱にも一気にこないので効果があると思います。喉が乾いて身体が要求している時はしっかり飲むべきですが、冷房の効いた室内にいる場合や、唾液の分泌の少ない高齢者の場合、口内乾燥といって口の中が乾くんですね。そういった時は喉を湿らせる程度に飲めばいいと思います」
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