「Fラン大レベルからトップ企業内定」 学歴コンプレックスを抱え海外大進学で実現した驚くべき逆転劇とは

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英検3級レベルでも

 とはいえ海外の大学に進学すること自体に大きな壁を感じる向きも多かろう。これに対し井上氏は、

「実は英検3級(高校初級程度)レベルの英語力でも、進学できる大学は十分あります。英検2級レベル(高校卒業程度)あれば、選択肢はかなり広がりますね。たとえばアメリカなら、日本の総合型・学校推薦型の選抜と似たようなイメージで、志願理由書、内申点、課外活動の実績、面接が主な評価基準とされますが、面接では英語力自体よりも熱意ややる気が重視されますし、そもそも面接を実施していない大学も多い。むしろ最も重視されるのは内申点や課外活動の実績なんですね。今は「Common App」というサイトから複数の大学に一斉出願ができるし、面接もリモートで日本にいながら受験できます。受験自体のハードルはかなり低いといっていいでしょう」

 高校でどれくらいの成績を収められたかが合否を左右するため、むしろ高校のレベルは高くない方が海外大学への道は拓けるともいえるのだという。

「中学受験や高校受験に失敗したとしても、むしろ自分がトップでいられる環境に身を置くことは、海外大学に進学しやすくなるという面もあるし、当然日本の有力大学への推薦入試を狙うという選択肢にもつながる。一度や二度の失敗で将来を悲観する必要なんて全くないのです」(同)

 ここまで読んだ読者氏の中には、実際に海外大学への進学に興味を持ち始めたという方もいるだろう。しかし世界には数千もの大学がある。この無数の選択肢の中から、どう受験先をしぼっていけばいいのか。

 有料版の記事【学生・保護者必見:“Fラン大レベル”からトップ企業内定コースも 英検3級程度でも叶う「海外大学」入学で人生逆転ルート】では、海外大学への進学に興味をもたれた家庭に向けて、国や大学の選び方、“狙い目”といえる学校の実名、授業料を抑える方法、実際に出願するために必要な手続きなどについて詳述している。特にアメリカ国内の大学については、日本の大学とのレベルの比較や、地域ごとのオススメ校などを含めた図版を2つ公開している。

デイリー新潮編集部

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