「深夜のホテルで“もう一度付き合おう”と…」 バレー女子元日本代表が元サヤで結ばれたお相手とは
「もう一度付き合おう」
彼はその後、現・大阪ブルテオン入団が内定。卒業まで近況を伝え合い、卒業後に同じ関西居住となって再び食事するようになった。だが彼女はまた遠くの地へ。22/23シーズンは仏リーグのサン=ラファエルに移籍することになったのだ。
渡仏前も日本代表合宿があるため関西にいることが少ない彼女が戻ってくるたび、彼は会いに行った。愛里沙さんはそれをうれしく感じつつ、渡仏前にケジメをつけたいと感じていた。
10月16日、深夜のホテルで正式に「もう一度付き合おう」と裕太郎さんから申し込み、一つのケジメに。彼の笑顔に見送られて渡ったフランスでも、愛里沙さんには裕太郎さんの存在が心の支えとなり、次の再会を思い浮かべるのがモチベーションになったそうだ。
愛里沙さんの帰国後、二人が好きなMrs.GREEN APPLEのライブでKアリーナ横浜を訪れたこともある。休みがなかなか合わない中で、一緒にとことん楽しめたのも良い思い出となった。
パリ五輪後にプロポーズ
彼女が出場する24年パリ五輪後のプロポーズを考えていた裕太郎さん。「海が見たい」という彼女の希望で和歌山県へと旅行。近くの観光名所・天神崎で夕闇が迫る中、「結婚しよう」。彼女は「はい、よろしくお願いします」と笑顔で応じた。直後、水面に陽光がきらめく絶景の中、そろってジャンプするショットを撮影。試合時以上に大きなジャンプに見えたのは愛の力か。
裕太郎さんは料理が得意で、愛里沙さんは彼の栄養バランスを考えた調理に感謝することも多い。昼ご飯がレトルトカレーだとしても、焼き野菜を添えるなど彼は工夫を施す。アスリート同士だけに食事には気を使っており、愛里沙さんが彼に買い出しをお願いするときの発注法は「タンパク質がないから何か買ってきて」と“栄養素”を指定することもしばしばだ。
監督業に就いた愛里沙さんには、コーチ経験に基づく彼の助言が金言となる。
チームの力がメンバーの「足し算ではなく掛け算」とされるように「家族が掛け合わさり絆の深い家庭をつくっていけたら」と話す二人。「年齢に関係なく、合うかどうか」で深い絆を結んだ二人なら、理想の家庭、いや、チームが築けそうだ。








