「深夜のホテルで“もう一度付き合おう”と…」 バレー女子元日本代表が元サヤで結ばれたお相手とは
人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。
そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。
今回登場していただくのは、バレーボール大同生命SVリーグのヴィクトリーナ姫路を今季で引退し、ユースチームの監督に就任した井上愛里沙さん(30)と、大阪ブルテオンのコーチ、山口裕太郎さん(26)だ。二人は3月に入籍、5月に式を挙げた。
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卒業を機に関係にピリオド
2017年4月、裕太郎さんが筑波大バレーボール部に入部した際、女子バレー部の主将が愛里沙さんだった。体育会だけに活動は厳しいが、彼は上級生にかわいがられ、二人は体育館の廊下で会えばあいさつを交わした。「頑張ってるな」と思っていた彼女に、彼は「すごい選手がいる」と目を見張っていたという。
10月、裕太郎さんは4年の男子主将らに誘われ、鍋をすることに。その席に愛里沙さんがいた。いざキッチンに立った彼女は具材をてきぱきと準備。その姿が彼の脳裏に焼き付いた。
後日、裕太郎さんの自宅にて、彼女を含む別のメンバーでまた鍋パーティーに。
愛里沙さんと仲の良い友人は、そこに参加した時、二人の様子にピンときた。
11月下旬、友人は愛里沙さんに電話して「付き合ってるの?」。その友人の後押しもあり交際が始まる。
とはいえ、年明け3月で彼女は卒業だ。当時神戸を練習拠点とした久光製薬スプリングス(現・SAGA久光スプリングス)への入団も決まっていた。逆に彼は大学でのハードな3年間がなお続く。彼女の卒業を機に二人の関係にいったんピリオドを打った。
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